人生の“最高到達点”を更新する

料理界の
トップランナーの方達を見て、
スゴイ!
カッコイイ!

と思いますが、

僕には、
有名店で修業して習得した技術や
フランスやイタリアで働いたなどの
キャリアが全然違う。

自分にできる事…

時間をかけて深く料理を考えて、
物語のある味の構成を練り上げて

伝わりやすい言葉で

料理の世界の魅力を伝えていく。

そんな料理人であることを

自分の使命にしている岡田健吾です。

僕が毎日料理と
向き合う中で強く思うのが、

パスタを通して、
ご来店して頂いたお客様の人生史上での
“最高到達点”を更新する。
そんな経験を提供したいということ。

その領域に踏み入ってしまったら、
2度とその料理を食べる前には
戻れないような・・・

深く、鋭く、人の記憶に
その料理を刻む。
そんな仕事がしたい。

僕の店は、
ありがたい事に常連のお客様が
大変多いです。

ある時の話です。
コンスタントにご来店して
頂いていたお客様が
半年くらい
ご来店されなくなりました。

お客様に尋ねると、
「いろいろな店をたべあるいていた」
とおっしゃいました。

そして、その後に
「やっぱりここのパスタが食べたくなってね」

と言ってくれたんです。

この時に、
思いました。

僕の料理は、
「お客様の記憶にしっかりと刻まれていたんだな。」

いろいろ食べ歩いたけど、
やっぱり戻りたい味がある。

単に、心に残るといった
表現では足りない。

一生残る様な
経験が必要なのだと。

その人の人生史上の

“最高到達点”を
どうやって残すか?

ここが僕の中心です。
時間をかけてつくりこまれる

味の物語。

そんなものを、創っていく。

と毎日もがいてます。

本日も長々と、
お読み頂きありがとうございます。